今週の営業レシピは「これからの営業パーソンに必要なこと④」です。
今週は「相手の価値観を知る」について考えていきたいと思います。
現代は多様な価値観の時代と言われています。(価値観とはもの考え方や大切にしている信条等)
お客様や社内の方との関係構築において、相手の価値観を知り、そのことを踏まえて接すればよりスムーズに良い関係性を構築できると思います。相手の価値観を短期間で知ることは、簡単なことではないですが・・・。相手の価値観を短期間で知る為に認知の枠組みを整理するフレームワーク「認知の4点セット」をご紹介致します。
前置きとしまして、認知(知覚と判断)には「過去の経験により形成された「ものの見方」を通して行われる」と言う法則があります。
本題の「認知の4点セットのフレームワーク」ですが①意見・主張②経験・擬似体験(本読んだり、人から聞いたりしたことも含む)③感情④価値観の4点で構成されています。
簡単に言いますと、人が何か意見を言ったり、主張する時には、過去の経験(擬似体験含む)から判断しており、その経験を通して何らかの感情が芽生えます。その感情の元となるのが、その人が持っている価値観ということです。例えば、「犬は嫌いだ」という意見を持っている人がいるとします。その人は過去、犬に噛まれたり、追いかけてられたりの経験をして、その時、犬は怖いという感情が芽生え、犬は近づくと危ないという価値観ができてしまったという具合に、①意見②経験③感情④価値観は関連しているということです。ですので、相手の価値観を知るには、何かしら質問をして、相手の意見、経験、感情を伺い、その感情の元になる価値観を想像することが
よいのではないかと思います。もちろんストレートに価値観を伺えれば、それが1番いいですが・・・
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昭和46年生まれ51歳。大阪府摂津市で育つ。6年前に上京、現在横浜市在住。仕事の経歴は平成7年4月株式会社大塚商会入社、飛び込みメインのエリア営業配属。新人賞1位から10年連続で優秀セールス賞受賞。最年少営業マネジャーとなり、その後17年間営業管理職(大阪北支店12年、渋谷支店4年、千代田支店1年)に従事。2021年8月、平井徹事務所開業。兼業にてアン・コンサルティング株式会社の社外取締役就任。2022年7月、BtoB企業の営業支援を本格的に開始。現在顧問先複数社と契約し、社長・営業マネジャーと二人三脚で営業部門の強化に奔走。
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