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営業の基本 ①礼儀正しさ

即戦力思考

今週の営業レシピは「営業の基本 ①礼儀正しさ」です。

初々しい新入社員が入ってくる季節になりました。。私事にはなりますが、息子がこの4月から営業として働きます。そんなこともあり、今週からは「営業の基本」について皆さんと一緒に振り返っていきたいと思います。皆さんの職場での新人育成や自分の振り返りにご活用いただければ幸いです。

まず「営業」とは企業などが利益を得ることを目的として、業績を向上させる為の活動であります。その「営業」の本質を「信頼関係の構築」と定義致します。言い換えると、売る為に絶対に欠くことができないのが「信頼関係の構築」になります。そこで「営業」の基本とは「信頼関係の構築」に欠かすことのできない基本的な要素と考えました。

あくまでも私の主観にはなりますが、その基本的要素を「10の営業の基本」としてお伝えさせて頂きます。今回はその1つに当たる「礼儀正しさ」を掘り下げて考えていきます。

「礼儀」と聞けば、まず「挨拶」です。例えば自宅近所で何となく見覚えのある少年が、元気よく「こんにちは」と挨拶されただけで、その少年のことをよく知らなくても、好感を持ってしまうものです。特に営業パーソンはお客様や社内の方含め、たくさんの方と日々顔を合わせます。気持ちの良い挨拶は相手に好感を与え、信頼の第一歩となります。どんな時でも自分から先に相手に対して気持ちの良い挨拶をしましょう。もちろん目下の方にもです。

次に「お礼」です。「ありがとうございました」の言葉と共に、真剣な眼差しとお辞儀の角度・長さで伝わり方が全然違ってきます。私の場合、去り際でのお辞儀は特に丁寧にしております。次回会う時の印象を変えることもできます。

3番目は「謝罪」です。間違ったことをしたら、勇気をもって素直に謝るのです。
4番目は「言葉遣い」です。敬語は当たり前ですが、人に何かを頼む時の言葉遣いです。例えば先輩に頼まれた書類が出来上がり、確認して欲しい時のやりとりです。「この間の書類ができたので見て下さい」ではダメなんです。礼儀正しい頼み方は「今少しだけお時間よろしでしょうか?先日の書類ができましたので、ご確認して頂けないでしょうか」と「相手の都合を聞く」+「依頼形」となっており、相手へ敬意が感じられます。

5番目は「姿勢」です。特に人の話を聞く姿勢です。背筋をピンと伸ばして、相槌と丁寧な「ハイ」と言う返事と共に相手の話を耳と目と心で聴くのです。
そして最後は「嘘をつかない」ことです。

この「営業レシピ」は毎週月曜日に配信しております。皆さんの「成長への気づき」や「営業っておもしろい」に繋がればという思いで書き続けていきます。もしよろしければ「メルマガ登録」してみてください。今後共よろしくお願いします。

著者プロフィール

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平井 徹

セールスアドバイザー
平井 徹事務所 代表
アン・コンサルティング株式会社 社外取締役
営業の「きつい」を「おもしろい」に

昭和46年生まれ51歳。大阪府摂津市で育つ。6年前に上京、現在横浜市在住。仕事の経歴は平成7年4月株式会社大塚商会入社、飛び込みメインのエリア営業配属。新人賞1位から10年連続で優秀セールス賞受賞。最年少営業マネジャーとなり、その後17年間営業管理職(大阪北支店12年、渋谷支店4年、千代田支店1年)に従事。2021年8月、平井徹事務所開業。兼業にてアン・コンサルティング株式会社の社外取締役就任。2022年7月、BtoB企業の営業支援を本格的に開始。現在顧問先複数社と契約し、社長・営業マネジャーと二人三脚で営業部門の強化に奔走。

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