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営業の基本 ④約束を守る

即戦力思考

今週の営業レシピは「営業の基本 ④約束を守る」

まず営業で絶対してはいけないことは、約束を守らないことです。
お客様との約束は当然ですが、社内の方や協力会社様との約束を守ることも同様です。約束は守って当たり前で、守らないと信用が落ちます。どんなにいい人柄の方であっても、約束を守らないと信用されません。
仕事とは信用・信頼関係があってこそ成り立つものです。皆さんすでにご承知のことと思います。仮にうっかり忘れてしまっただけでも、相手には関係ありません。

約束を守る為には、スケジュール管理やタスク管理が必須です。人間の記憶には限界があるので、予定を手帳やスケジュール表に漏れなく記入するしかありません。後で入力しようとすれば、忘れることもあるので、予定が決まったと同時に記入することを習慣化させましょう。基本的なことですがすごく重要です。

日々発生するタスクもスケジュール表をみながら、やるべきことを棚卸し、それを何かに書き留め、処理出来たら消していく作業が必要です。これを意外とできていない人がいます。

お客様のアポイントに伴う事前準備、社内や協力会社様との打ち合わせの為の事前準備、お客様に提出する資料や調べ事、社内で提出しなければならない資料、売上処理、SFAへの商談入力や案件入力等、たくさんの事務ワークがあると思います。私の場合、これらのタスクをいつするのかもスケジュール表に記入しています。その為2週間先の予定までほぼビッシリ埋まっている状態の繰り返しです。そのことで抜け漏れが防げ、するべきタスクを後回しにすることも随分と減りました。事務ワーク(タスク)もスケジュールしておかないと、タスクはどんどんどんどん溜まります。約束を守るためにすべてをスケジュール表に記入してみませんか。

以前の部下の話にはなりますが、あまり売れていないのに、やることが遅く、約束も忘れがち、その営業の手帳をある月曜日の朝に見させてもらったら、ほぼ真っ白・・。「そら売れへんわな・・」とスケジュール表に記入する必要性を言わなかった自分に対して、反省したことを思い出しました。

今週の予定は月曜日に考えるのではなく、前週に前倒しして考えていく方が楽だと思いませんか。約束を守る為にも前倒しして予定をたてておくほうがよくないですか。小さな約束でも「守ること」を積み重ねることができれば「大きな信頼」につながります。万が一約束が守れなかった場合は、嘘をつかずに誠心誠意謝りましょう。わたしも約束を守れなかった経験はあります。その時は素直に誠心誠意の気持ちで謝りました。


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著者プロフィール

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平井 徹

セールスアドバイザー
平井 徹事務所 代表
アン・コンサルティング株式会社 社外取締役
営業の「きつい」を「おもしろい」に

昭和46年生まれ51歳。大阪府摂津市で育つ。6年前に上京、現在横浜市在住。仕事の経歴は平成7年4月株式会社大塚商会入社、飛び込みメインのエリア営業配属。新人賞1位から10年連続で優秀セールス賞受賞。最年少営業マネジャーとなり、その後17年間営業管理職(大阪北支店12年、渋谷支店4年、千代田支店1年)に従事。2021年8月、平井徹事務所開業。兼業にてアン・コンサルティング株式会社の社外取締役就任。2022年7月、BtoB企業の営業支援を本格的に開始。現在顧問先複数社と契約し、社長・営業マネジャーと二人三脚で営業部門の強化に奔走。

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