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対人認知の6種類

即戦力思考

今週の営業レシピは「対人認知の6種類」です

矢野香氏の著書「1分で一生の信頼を勝ち取る法」を読みました。

 

人は無意識に1分以内で相手の印象を決めるようです。

下記流れが心理学者シュナイダー博士の「対人認知の6つのプロセス」です。



第1段階の「注意」は、他人があなたの存在に気がつく段階です。パッと見た外見から

「背が高い」「ネクタイが曲がっている」といった特徴をつかみます。

 

第2段階「速写判断」は、第1段階で押さえた外見からどんなタイプかを判断します。

「ネクタイが曲がっているのでルーズな性格ではないか」と推論するのです。

第3段階「原因帰属」では、あなたの実際の行動の原因を推論します。

たとえば、あなたから提出された文書の綴じ方が左右逆だった場合、「作業の詰めが甘い人らしい」と受け止められます。

 

第4段階「特性推論」では、第3段階で押さえた特性から他の特性も推論します。

「作業の詰めが甘い→信用できない人」と思われる可能性があります。

 

第5段階「印象形成」では、これまでに認知した事柄を総合して、あなたの全体的な印象が決められてしまいます。「背が高く、ルーズな性格で、作業の詰めが甘い、信頼性に欠ける人」です。文書の綴じ方が違っただけで、このように不本意な印象を相手に与えてしまう恐れがあるのです。

 

最終的には第6段階の「将来の行動の予測」へと進みます。

あなたの印象から今後の人間関係を定めるのです。この場合、あなたは重要な仕事を任せてもらえないかもしれません。

 

第一印象は相手が1分以内に無意識に判断します。

清潔感、礼儀正しさ、笑顔、言葉づかいや声のトーン、聴く態度等々

初対面では特に気をつかうことが重要ですね。


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著者プロフィール

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平井 徹

セールスアドバイザー
平井 徹事務所 代表
アン・コンサルティング株式会社 社外取締役
営業の「きつい」を「おもしろい」に

昭和46年生まれ51歳。大阪府摂津市で育つ。6年前に上京、現在横浜市在住。仕事の経歴は平成7年4月株式会社大塚商会入社、飛び込みメインのエリア営業配属。新人賞1位から10年連続で優秀セールス賞受賞。最年少営業マネジャーとなり、その後17年間営業管理職(大阪北支店12年、渋谷支店4年、千代田支店1年)に従事。2021年8月、平井徹事務所開業。兼業にてアン・コンサルティング株式会社の社外取締役就任。2022年7月、BtoB企業の営業支援を本格的に開始。現在顧問先複数社と契約し、社長・営業マネジャーと二人三脚で営業部門の強化に奔走。

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