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営業の本質

即戦力思考

今週の営業レシピは「営業の本質」です。
長文になります。ご容赦ください。

まず一般的に「本質」とは、そのものとして欠くことのできない、最も大事な根本の性質・要素です。

それでは「営業の本質」とは?
言い換えると、これだけは欠くことができない
売れてる営業がもっている性質・要素です。

それでは自分が知っている売れてる営業パーソンを思い出してください・・・。
やると決めたことを継続できる覚悟や忍耐力、あふれる向上心。明確な目標設定や逆算力、すぐやる行動力、レスの早さ、圧倒的な活動量。

テクニカルな面では豊富な商材知識や経験してきた事例の豊富さ、社内のリソースの把握にアサイン力。
コミュニケーションスキルでは、ヒアリング力、プレゼン力、クローズ力、など

最近では俯瞰力も営業において重要なスキルです。
どれも重要だけど、お客様に買ってもらえてはじめて営業の意味を成します。
その観点から言うと「営業の本質」とは、お客様との信用・信頼を構築できる能力(関係性構築能力)ではないかと思います。
どんなに素晴らしい営業能力(性質・要素)があっても、お客様からの信用・信頼がないと買ってはもらえない。

ではここでもう一度、自分が信用・信頼している人を思い出してください・・・
両親や親友、お世話になった会社の先輩等が思い浮かんできたのでは・・・

では、自分はなぜその人を信用・信頼してるんだろう?その人たちの共通点は?

それぞれ固有の理由があるかもしれないが、この3つは絶対外せない!
①自分のことをよく知っている
②自分のことをいつも気にかけてくれる
③自分のことを認めてくれる(尊重してくれる)
ではないでしょうか。

お客様も人、人が信用・信頼するベースは大きく変わらない。
営業がお客様に信用・信頼される(関係性を構築する)には

①お客様のことをよく調べ・よく知ること、また調べた内容をお客様に確認するように質問し
「私は御社を理解しようと努力しています」と小さなアピールをしながら、さらに理解を深めること。

そしてもう1つ

②常にお客様のことを気にかけ、お客様の言うことをまずは尊重すること
たとえば、
「世間ではこのところサイバー被害が多く出てますが、御社は大丈夫でしたか?」
「テレワークになって逆に効率が悪くなった部分はありますか?」
「ITに関わらず、個人的なことでもよいので、今困ってることってありますか?」
「前任の営業がやり残した仕事はなかったですか?」
「忙しいと思うのですが、少しだけお時間を頂戴してもよろしいですか?」等々

お客様のことを気遣う質問を行い、お客様からの回答をまず素直に受け入れること。
まずは、お客様の話を「耳と目と心で聴く」1週間にしましょう。

この「営業レシピ」は毎週月曜日に配信しております。
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著者プロフィール

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平井 徹

セールスアドバイザー
平井 徹事務所 代表
アン・コンサルティング株式会社 社外取締役
営業の「きつい」を「おもしろい」に

昭和46年生まれ51歳。大阪府摂津市で育つ。6年前に上京、現在横浜市在住。仕事の経歴は平成7年4月株式会社大塚商会入社、飛び込みメインのエリア営業配属。新人賞1位から10年連続で優秀セールス賞受賞。最年少営業マネジャーとなり、その後17年間営業管理職(大阪北支店12年、渋谷支店4年、千代田支店1年)に従事。2021年8月、平井徹事務所開業。兼業にてアン・コンサルティング株式会社の社外取締役就任。2022年7月、BtoB企業の営業支援を本格的に開始。現在顧問先複数社と契約し、社長・営業マネジャーと二人三脚で営業部門の強化に奔走。

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