言われて嫌なことは先に言う_image

言われて嫌なことは先に言う

即戦力思考

今週の営業レシピは「言われて嫌なことは先に言う」です。

相手の断り文句を察し、先に言うことで「最低限ですが、あなたの状況を理解していますよ」ということが瞬間的に相手に伝わり、先に言われた文言・文句で断りづらくなる効果があります。

たとえば新規先への「初めてのアプローチ」の代表的な断り文句
「今忙しいので・・」
「お約束は?」
「今別の業者でお世話になってるので」
「今特に困ってないので」
その断り文句をそのままオウム返しのように・・・
相手の気持ちを察してるかのように・・・
申し訳なさそうな表情で・・・

たとえば下記のような感じだったらどうでしょうか↓
「お仕事中のお忙しい時に、お約束もない中、本当にすみません(真剣に申し訳ないと思ってる表情や声で)」
間髪入れずに↓
「1点だけお伝えさせてもらってもよろしいでしょうか?」or「1分だけお時間いただいてもよろしいでしょうか?」
と言われたらどうですか?
「今忙しいからダメ」と言いにくくなるものです。その上、申し訳なさそうな表情・感情が伝わったら・・・

それでは続いて「期限をきるとき」の断り文句
「すぐには答えだせないよ」
「年明けまではたて込んでいて検討する時間がないです」
「1週間の期限って、おたくの勝手でしょう・・」
言われたことがあると思います。

そういう時は期限を切る言葉の前に
「本当にお時間がない中で申し訳ないのですが・・」
「私どもとメーカーの都合ですいません」
「1点だけ怒らずに聞いてもらってよろしいでしょうか?」
を枕詞で先に言ってから、期限を伝えてみよう!

私の場合、申し訳なさそうな顔で下向きかげんに左目を閉じ、右目で相手のアゴらへんをみながら
「本当にお時間がない中すみません。提案の内容に問題がないのであれば、何とかお力を貸していただくことはできないでしょうか」・・・・・しーんッ(沈黙)
その期限までには結論を出すことが絶対無理と言われたお客様でも、申し訳ない気持ちを全身で表しながらダメもとでチャレンジしていました。

逆転の結果が出る場合もありました。お客様に感謝です。
相手の状況を察し、本当に申し訳ない気持ちを表しながら、「言われたら嫌なことを先に言って」、どんどん怖がらずに攻めていきましょう!

この「営業レシピ」は毎週月曜日に配信しております。
皆さんの「成長への気づき」や「営業っておもしろい」に繋がればという思いで書き続けていきます。
もしよろしければ「メルマガ登録」してみてください。
今後共よろしくお願いします。

著者プロフィール

logo

平井 徹

セールスアドバイザー
平井 徹事務所 代表
アン・コンサルティング株式会社 社外取締役
営業の「きつい」を「おもしろい」に

昭和46年生まれ51歳。大阪府摂津市で育つ。6年前に上京、現在横浜市在住。仕事の経歴は平成7年4月株式会社大塚商会入社、飛び込みメインのエリア営業配属。新人賞1位から10年連続で優秀セールス賞受賞。最年少営業マネジャーとなり、その後17年間営業管理職(大阪北支店12年、渋谷支店4年、千代田支店1年)に従事。2021年8月、平井徹事務所開業。兼業にてアン・コンサルティング株式会社の社外取締役就任。2022年7月、BtoB企業の営業支援を本格的に開始。現在顧問先複数社と契約し、社長・営業マネジャーと二人三脚で営業部門の強化に奔走。

メールマガジンに登録

毎週1回メールで営業レシピをお届けします